50代女性さま、セッションの結果をブログ化させていただくことご快諾いただけました、ありがとうございます!
頭を悩ませられているのはご主人さまとの関係。お話させていただいて頻出の言葉が耳にひっかかりました、それは「プライド」。
参考エントリー:自負とか矜持とか
ありがちなことで、この方もプライドという言葉を良い意味では使われていませんでした。他者のネガな部分に対して「プライドが高い」とおっしゃるのです。
ご自身が自負するものは、行動が早いこと、正義感が強いこと、でした。ご自身の長所は長所としてちゃんと認めてくださっているようです。
正義感とは何か、とお尋ねしましたら、不正を見逃せないこと、自分が正しいと思うことは躊躇なく口に出してしまうこと、ということでした。
命式、偏官格で日干が庚(かのえ)、面倒見のいい正義感の強い親分肌、まさにそのものです。
パートナー問題ですので、鉄板質問させていただきました。
参考エントリー:理想のパートナーを見つけるための簡単な方法
お答えは
1:信頼できること
2:経済力
3:愛情
でした。
愛情とは、自分をわかってくれること、受け入れてくれること、優しくしてくれること。
それをくれなかった人は誰か、おとうさまでした。
おとうさまに対しても、権威主義者でプライドの高い人、という「ジャッジ」をくだされています。
パートナーとの問題は親との問題の再現であることが多いですから、ご主人さまに「ジャッジ」してしまうところはないか、とお尋ねしましたら、だらしないこと、と即答(何をもってだらしないとジャッジしているか、ということは省きます)。
開いていただいたカードはこちら
イヤーカード「愚者」
世間体やしがらみを気にせずに、生まれたての赤ちゃんのように思うがままに振る舞うことで可能性を広げられる、です。
ブロックしているもの「裁き」
参考エントリー:http://d.hatena.ne.jp/connectronkobe/20140110/1389308278
ジャッジ、そのものですね。
では、どうするか「信頼」
参考エントリー:http://d.hatena.ne.jp/connectronkobe/20131109/1383971345
このカードで大切なのは、行き先をはっきりと定めることです。
得られるもの「流れ」
参考エントリー:http://d.hatena.ne.jp/connectronkobe/20121227/1356575352
器の大きさを示すものです。命式で示されていることそのもの。
現状「死神の逆位置」
参考エントリー:http://d.hatena.ne.jp/connectronkobe/20121021/1350796085
逆位置なので、ステージアップができていない、となります。
セッションのテーマはご主人さまのこと云々よりもご自分が達成感・充実感を抱けるような、力を発揮する機会を得ていただくことであろうな、と思われました。
ジャッジ癖についてはご家族からも「おかあさんはなんでも白黒はっきりさせたがる」との指摘があるそうです。白黒つけたがる傾向にネガな意味合いがあると気づかれたのはつい最近だそうで、それまでは正義感のなせるわざ、と思われていたのでしょうねー。
まさに、ジャッジです。
白黒はっきりさせることのメリットは、「考えずに済む」でした。いつまでも「グズグズ」していなくて済むのです、先に進めるのです。
白黒はっきりさせなくて済むことのメリットは、寛容になれる、正直になれる、悩まない、楽になれる、とわかりやすいものが出ましたが。
本音ってねー、ポロっと出るのですよ。「正直になれる」にご注目ください。白黒はっきりさせないことで「正直になれる」のであるなら、白黒はっきりさせることは「正直」ではないのですよ。
白黒はっきりさせないことは、どうみても自分に優しいやり方ですが、うっかり出した本音はその後ことごとく否定されることとなります。
ビジュアルスクワッシュのテーマを「白黒つけるか否か」としましたが、どうにも進められないのです。白黒つけることも途中でとまるなら、白黒つけないにいたってはメリットとなるものがまったく出てきません。
ちょっと行き詰ったのでサイカード開きました。
目をひくのは「mother」と「skill」。
おかあさまの影響としてインプットされたのは「無駄遣いしない」こと、ご自分のスキルとしては社交性、コミュニケーション能力と答えられました。あと、「money」のカードも繰り返し出て、スキルをお金(経済力)につなげることもテーマであるかと思えました。
中断したビジュアルスクワッシュ、得られるものとして途中で何度も出てきたのがリッチな海外旅行。ご自身はそれを得ることができないから求めるのだ、とおっしゃいますが、私のイメージするその方はまさに「リッチな海外旅行」がお似合いな方のですよ。
どうすればリッチな海外旅行に近づけることができるか、そもそもリッチの概念はどのように作り上げられたのか、新たに出てきたテーマです。
高校生の時にご両親が離婚されています。おかあさまが身を粉にして働かれたおかげで金銭的にそう困ったことはなかったそうですが、離婚後に引っ越しして住まいのグレードが落ちたことはとても嫌だったそうです。
また離婚時に、ずっと習っていたピアノを手放さざるを得なくなったこともダメージであった、とおっしゃいました。
おかあさまの影響をさらに特定するために、質問させていただきました。
参考エントリー:天命を見つけるための簡単な方法
お答えは「家族の犠牲にならずやりたいことをやること」でした。
だったら「罪悪感」とかのカードが出そうなものですが、そうご自分を責めるところもない。必要な時には経済的なサポートもあり、金銭的に困ったことはそうない、というのは間違いではないようです。
が。
やりきった感もないのですよねー。なので持って生まれた力を自覚できないので、いわば「おれはまだ本気出してないだけ」状態をずーっと続けていらっしゃるのです。
そして出しきれない力がどこに向けられているかというと、ご家族なんですよね。
ジャッジ癖はご家族にとっては居心地悪いものです。求める正しさが返ってこないと、当然おこってしまいます。思い通りにならない、という苛立ちがやってきます。
ここで、ようやく気持ちが出てきました。
ご自身の問題解決に心理学を勉強なさったそうなのですが、勉強なさった方の特性、分析ばかりして自分の気持ちに向き合わない、用語を頻用、この方もご多分にもれずそういう状況でした。
思い通りにならなかった最たるもの、中学時代に家の中がぐちゃぐちゃだった。近所の、やはり家庭が不安定な子たちは不良になっていた、そんなふうにだけは絶対になってはいけない。「ちゃんと」していなくてはならない、とそれは強くご自分を戒めていらっしゃいました。
白黒つける、ではなくて、ちゃんとしてる、だったのですね。
ちゃんとしていないといけない、と思うとイライラする。もちろん、ちゃんとしていない人にもイライラさせられます。
ちゃんとしていない人の代表がおとうさまでした。時間にルーズ、お酒にだらしない、等々。
ご主人さまは物の見事におとうさまのシャドーでした。
バイオレントな要素があることも。これはなかなか白状(白状て!)されませんでしたね。ただだらしないだけの人と、バイオレント要素があるか無しでは大違いです。
「ちゃんとするか否か」で再度ビジュアルスクワッシュです。
参考エントリー:欲しいもの、両方手に入れたらいいんです♪
おっと、ちゃんとするか否か、ではありません。
ちゃんとしないと思うか、否か、です。
ちゃんとすることは必要なことなのです。
が。
ちゃんとしないといけない、と「ねばならない」で自分を縛ってしまうことが困ったことなのです。
ちゃんとしないと思うことのメリットは、ブルーの「しあわせ」になりました。
ちゃんとしなくてはいけない、と思わなくて済むことのメリットはピンクの「しあわせ」になりました。
両者を統合すると、金色の「フワフワさん」になりました。
フワフワさんが来てくれたらどうなれるか、人のことをジャッジしなくて済むようになる。
人のことをジャッジしてしまうとどうなるか、警戒心がある、こわい。
この「こわい」をターゲットにトランスに入っていただくことにしました。
「こわい」は右の胸の上のあたり、黒くて冷たくて重くてじめじめした「くろこ」です。
出てきたのは4歳ちゃん。
公園で友達と遊んでいますが、仲間はずれにされて悲しいです。
その気持ちをわかって欲しいのはおかあさん。
わかって貰えたなら、黄色の「うれしい」がやってくる。
その「うれしい」を持って現在まで時を進めたなら、のんびり、ゆったり、家族と海外旅行をすることができる。それは明るいグリーンでした。
明るいグリーンののんびり・ゆったりを伴ってさらに未来に進んでいただいたら、63歳になっていました。
63歳で、お家でご主人さまと穏やかに静かにすごされていて、でも外にも繋がりをたくさん持っていらっしゃいます。
63歳のご自分から現在の自分へは「考えこまずに肩の力を抜いて」というアドバイスが。
それに対して「少しずつ、ゆっくりと進んでいきたい」と答えられました。
現在のご自分から4歳ちゃんには、「たいへんだったね」と労わる言葉が。
それに対して4歳ちゃんは、わかってくれて嬉しい、と。
4歳ちゃんがたいへんだったのは何か、幼稚園が嫌だった、団体行動がいやだった、お弁当がいやだった。
幼稚園に持っていっていたのは、おにいさんのおさがりのブルーのお弁当箱でした。女の子のくせにブルーだなんて、とからかわれたのが嫌でした。かわいいお弁当箱が欲しかったです。
それを言えなかったのはなぜか。
おかあさんが大変そうだったから。
おかあさんが大変だったのは、おとうさんが怖かったから。
おかあさんを気遣って、自分を出さないということを小さい頃からご自分に強いていらっしゃいました。
おさがりのお弁当箱を持たせるほど経済的に苦しかったのかもしれません。家庭内の張り詰めた雰囲気は子供に自分を出させなくなるに十二分なものであったことでしょう。
「こわい」の正体はおとうさんでした。
いえ、違います(どっちやねん。
おとうさまからインプットされたネガティブなもの、たいへんわかりやすいです。怒りも出されます。
が。
それは「ちゃんとしなきゃいけない」の動機としてはちょっと違っていたのですねー。では、ちゃんとしなきゃいけない、のほんとの正体はなんだったのでしょうか。
おかあさま、おとうさまとのことに耐えかねてプチ家出をなさったのです。子供を置いて、黙って。
置いていかれた子供はどれだけ不安だったことでしょう。泣いて当然です。
が。
泣くのはみっともない、と思われたそうです。泣くことで感情を出すことを、ご自分のお子さまにも認めないそうなのです。
グジグジするな!!
己に厳しくあるのは、おかあさまに負担をかけてはいけない、という気持ちの表れ。
ほんとは泣きたかったのに、文句言いたかったのに、怒りたかったのに。
そう、この方が最も御し難い感情というのは「怒り」だったのですね。
辛くて家を出ざるを得なかったおかあさまを責めるなど、とんでもありません。グジグジ泣くことなど許せません。
が。
子供を置いていくなんて!という怒りがあって当然です。
ご自分がおかあさまに置いていかれたことを怒れないなら、では同じことを友人がやったらどうですか?自分のお子様がそんな目にあったらどうですか?
怒りはあって当然です。置いていった人よりも、まずは置いていかれた子供の気持ちを慮るべきなのです。だってそれが「ちっちゃいちゃん」なのだから。
ジャッジ癖の根っこにあったのは、置いていかれたことへの出せなかった怒りでした。
それを取り出して、燃やして、流していただきました。
ご主人さまとの関係に滞りをもたらしていたのはジャッジ癖。そこから解放されたなら、当然ご主人さまとの関係にも改善がもたらされます。
もとい。
改善ではなくて、本来あるべき状態に戻ることができる、です。
さらに、もとい。
ジャッジすることでガチガチだったこれまでの人生には感じられなかった穏やかさ、解放感、それは出せていなかった本来の力を発揮させてくれて、それに見合った成果をもたらしてくれます。
力を発揮した妻は、夫にとって最大のギフトです。
参考エントリー:夫をたてる妻は夫にとってよい妻か?
持って生まれた社交性と求心力、それをお仕事につなげていけるように具体的なアドバイスをさせていただいて終わりとしました。
風が吹けば桶屋がもうかる、今回の風は「おかあさまに置いていかれたこと」、儲かった桶屋は「白黒はっきりさせる」でした。
もちろん、おかあさまを出て行かせざるを得なかったおとうさまも戦犯なのですが、今回でてきたものはおかあさまのことでしたね。またご主人さまと滞ることがあれば、その時はおとうさまのことを扱うことになるかと思います。
かわいいお弁当箱、欲しかったよね。
ヨシヨシ
その後頂戴したセッションの感想は こちら になります。
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