こちら の続きです。
意味を知りたい、というケースの多くは、その事に関わったことで未消化のものがあります。納得できないものを納得させるための言い聞かせとして、それっぽい意味を求められるのです。納得できないものを納得させるのに、理屈は通用しません。
頭ではわかるんだけど、理屈はわかるんだけど、と思うことないですか?理屈で言い聞かせても納得できないということです。感情、気持ちが理屈を受け入れないのです。
では、どうすればいいか。傷は癒すしかありませんね。傷を癒すなどと借り物の表現を使ってしまいましたが、コネクトロン的にいうならば「穴ぼこを埋める」「ヨシヨシする」です。
開いたカードはこちら
ブロックしているもの「復讐」
参考エントリー:「復讐」の復習
では、どうするか「信頼」
参考エントリー:セラピーカード「信頼」
得られるもの「流れ」
参考エントリー:セラピーカード「流れ」
現状「法王の逆位置」
希望されている「犯罪の被害にあった意味は何かを知りたい」ということにお答えするならば、過去の痛みに気づくため、思い出すため、となります。
それを示しているのが「復讐」です。
やりたいことを出来なかった痛み、進みたい方向に進めなかった悔しさ、その感情を訴えるために、あなたのせいで私は幸せになれないのよ!と誰かに文句をいうために、犯罪の被害者となる、という手段を選択されたのです。
えー、ここでまた「それはあなたの選択だ」というスピ系の人が使う表現をとってしまいましたが、これは逃げでしかないんですよねー。だって、そう言われたって納得できるはずもないのだから。
たとえそうだったとしても。
これこそ逃げというか言い訳になってしまうのですが、対面でセッションを行うことができるのであれば、その事柄の意味的なものをひっぱりだすことが出来る可能性は大きいです。
意味というか、蓋をされていた痛みの正体ですよね。
しかし、生憎とカードの結果だけではそこまでわかりません(力不足でスイマセン、スイマセン)。
目をひくのは「法王の逆位置」、啓蒙者として発信ができていない、という状態です。「信頼」のカードが意味するものは行き先を決めること、「流れ」が示すものはデメリットを恐れずに流れにのって進んでいく、キャパの大きさを示すものでもあります。
進むことへの抵抗が強く示されています。ということは、今回の事件でゆんさんが被った損害は、進むことを妨げる要因となっています。
通常は、という言い方をするならば、通常は進まない言い訳に事件を使っている、となります。つまり、事件は自分の選択だ、という考えです。
この考えは使い方が非常に難しい。その方の受け入れの度合いによって、選択だ、という考えが救いになる時とそうでない時がありますから。だから無闇やたらと「あなたの選択だ」と言い捨てるスピの方には反発しか感じられないのですよ。
なぜ被害にあってしまったのか、それに対して無理やり回答するならば、蓋をされた痛みを出し切るため、となりますが、それを言ったってモヤモヤは無くならないと思うのです。痛みの正体をはっきりさせることは、ここではできないから。
なのでお伝えできることは、被害者となったことが進むことへの障害となっているならば、進むことによってその障害はなくなるのです。
被害のダメージは軽減されていくでしょう。
被害に遭う前と後で、進捗が変わってしまったことはないですか?滞ってしまったことはないですか?使える力があるなら、それを進めることに費やしてください。
歩を進めることができて振り返った時に、事件によっておきた停滞によって得たものの姿がはっきりするのではないでしょうか。
逮捕されて裁判も終わったんだからいいじゃん、とゆんさんを「言い聞かせ」ようとする人がいるならば、その人こそがあなたの気持ちを汲み入れてくれない人なのでしょうね。耳を傾けないように。
お題は こちら で承ります。
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