【悩みのるつぼ】仕事やめても家事やる気ゼロ

 誰もご存知ではないかと思いますが、出産後のつかの間の専業主婦時代、まあ時間も豊富にあったし、某母乳育児教室に洗脳されたおかげで、自分が作ったもの以外はチビの口には入れさせないぞ!というたいへん困った母親だったのです。無農薬有機栽培は当たり前、醤油から味噌まで手作りしてましたねー。それはそれでおもしろかったのですけど、もともと食に熱心なタチではなかったので、離婚して暇がなくなったらそんな習慣あっというまに私の生活から消え失せてしまいました。だって味の素とインスタントラーメンで育った人間ですよ?チクロとか食品添加物まみれの高度成長期を体験してる世代は、味の素つかうことにまったく抵抗がありませんね。

 

さて、久々に「悩みのるつぼ」です。

時間がなかった時にはできなかったこと、時間に余裕ができたら何をするか。

 

時間の余裕ができたら、時間のないときにはできなかったことをやれる人、それは夏休みの宿題を7月中に終えてしまう人です。

 

夏休みの宿題を8月31日になって泣きながらやっていた私のような人間は、時間に余裕ができたからといって時間の余裕がなかったときにできなかったことをするわけではないのです。

 

本当にやりたかったら、時間の余裕がなくてもするのです。

 

そもそも、時間がないから、というのは言い訳ですから。

 

人は常に選択をしています。優先順位を自分なりの判断基準で決定しています。

参考エントリー:吊るし人

 

もちろん、もちろん、末期的に時間がなくてできない、ということもありますが、そんな時は時間ができたらあれしよう、とかって考える余裕もないですよね。

 

困った手作りママを卒業した後は、その反動か料理にまったくやる気がおきませんで、やる気のない時はやたらと料理本や調理器具を買ったりするのですが、ホコリをかぶるだけです。

 

本来の私はお料理というか、食に熱心ではないのですよ。だって会社員時代はカロリーメイトだけですごしていたようなもんですから。専業主婦時代にたまたま時間を持て余したのでつういうっかり料理してしまいましたが、これは私の本分ではないのです。

私が食に熱心でなくなったのは、みなさんご存知のように(知ってるよね!)育った環境がちゃぶ台返しがデフォルトだった「せい」です。食の素養に乏しいことは私の最たるコンプレックスです。

 

持ってない力は発揮できないのですよ。教えてもらってないことは出来ないのですよ。

 

その後の過程で、必要だなと思えたなら後天的に学習できるのでしょうけれど、幸か不幸か私には「料理を頑張るぞ!」という強いモチベーションを植え付けるものはやってこなかったのです。

 

お掃除ができない、家を片付けられないという方は、「家」や「家庭」が大切なものだ、という概念がそもそもない場合が多いです。

参考エントリー:家を片付けられないのはなぜ?

 

大切だったら大切にするのですよ。

 

逆もまた真なり、大切に扱えば大切になります。

 

重要なのは罪悪感を持たないこと。家事をやれない、ではなくて、家事より大切なものがある、です。家事は大切じゃないから、大切という表現が問題ならば、やりたくないから、やっても達成感や充実感につながらないから、です。

 

この方はお仕事をやめたあと、それに代わる対象がないことが問題ですよね。

 

オタキングさまからの回答です。

自分をだます理由を見つけるのではなくて、自分が本当にやりたいことを見つけることのほうが大事では?それを失って、質問者さまはさまよっているのだから。

 

できないことができるようになるって、新たなリソースの獲得というより使ってなかったもの、宝の持ち腐れからの脱却ってほうが解決への道は近いですね。

 

持って生まれたリソースはあるのにできないとしたら、それは力を発揮させないようにさせてしまったブロック、穴ぼこがあるからです。

 

似てるかな、と思ったツイート。

https://twitter.com/inu_musuko/status/885693708422627328

 

キャパを無理やり広げたり、ベクトルを変えたりする前に、まずは持ってうまれたものの見直しを。

 

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