娘（息子）を結婚させるためにはどうすればいいか？

みなさんご存知のように（知らんか）私が一番苦手なお題といえば、赤ちゃんできますか？です。そもそも生命を扱うことは神様の領域なので、診てはいけないことなんですよねー。どうしても、と言われた場合は、不妊治療の継続の是非をお題とすることが多いです。

赤ちゃんできますか？と双璧をなす苦手なお題、それが「子供が結婚しない」です。

献血ルームではものの見事に、この２つが必ずといっていいくらいお題として提示されます。

「結婚しますか？」ではないことにご注意。子供が結婚しないことをただぼやいておられるのです。結婚してほしいのです、孫の顔が見たいのです。

つまり、どうしたら子供が結婚できるか、というのが適切な問いですね。当のお子様自身から、結婚するためにはどうしたらいいか？と尋ねられたら、それなりにお答えできることはありますが、親御さんから「子供を結婚させるためにはどうしたらいいか」と言われても、ご提案できることはありません。

ちなみに、子供を結婚させるために何ができますか？とお尋ねしたら、医師や高学歴者ばかりが登録してる結婚相談所に申し込むこと、と答えられた方がありました（実話。

結婚しないといっても、２つのケースがあります。したいのに出来ないケースと、したくないケースです。

後者に対して親ができることはただひとつ、結婚っていいもんなんだな、という姿を見せることです。その気にさせることです。

難しいのは前者。これこそ、ご本人さまが「どうにも結婚できないんです！」ってぼやいてくださったら、いくらでも対策をご提案できるんですけどね。

参考エントリー：彼女いない歴６年のあなたに占いとＮＬＰができること

結婚というかパートナーシップの妨げとなっているもの、じっくりセッションさせていただけたなら見つけることはできますが、献血ルームなどそれができない場合、親御さんがしてあげられることがただひとつあります。

それは、卒業。

山田さんちの花子さんであるなら、山田家を卒業してもらうのです。あんたはもう卒業やで、と背中を押していただくのです。

花子ちゃんは山田家という港にイカリを降ろしている状態。子供は本来はいつまでも生まれ育った港に居るべきではありません。パートナーと新たな港を構築すべきなのです。そのためには、現在所属している港から卒業する必要があるのです。

卒業できない原因、いろいろあるでしょう。そこにはたいてい、何らしかの役割が作用していますが。

その役割を手放していただくのです。卒業していただくのです。

卒業できてないから結婚でけへんのやないかい！というのはごもっとも。

そこで、「卒業する」と選択していただき、卒業式の意味をもたせる儀式を何かしていただくのです。おまじないっぽいですけど、効果絶大です。いっしょにご飯食べる、とかでもいいです。食事を共にする際に、これで山田家は卒業だからね、という認識を共有するのです。

結婚させるのではありません、山田家を卒業してもらうのです。卒業させるのです。

もちろん、どんな役割が悪さしていたのか、それをはっきりさせることは重要ですが、滞ってる流れの呼び水として、動きのない水面に波紋をつくるための小石としての働きは十二分にありますよ。

という話を昨日の献血ルームでさせていただきました。卒業できていない、なんか役割がある、という箇所には十二分にお心当たりがあるようでした。

ちなみに、役割を背負ったまま新たな港に出航してしまうと、そこでトラブルが起きることも珍しいことではありません。パートナーとの不仲とか、赤ちゃんが来ないとかね。

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