家庭。
家庭という言葉からあなたは何を思い浮かべますか?
家族。
あなたにとっての家族、その構成メンツにはどんな人がいますか?
家族によって構成される場が家庭ですかね。
家族というのはひとつ屋根の下に住む、給与が発生しない関係である、ってのが法的な家族の定義であるとなんかで読みました。なので住み込みのお手伝いさんは家族ではないけど、ホームステイの外国人は家族なんだそうです。血縁の有無じゃないんですね、家族って。
家庭不和、つまり家庭を構成するメンツ間の仲違いです。その原因としてたいへん多いものがですね、家族が自分の力をホームグラウンドとする家庭以外に使ってしまっているというもの。
あなたのキャパが100という器だとします。
その100の力を 自分:仕事:家庭 = 33 : 33 : 34 という配分で使っているとします。
それでうまくバランスがとれているとします。
が。
そこに新たな配分要素が割り込んできました。
実家(親族)のお世話です。そこに25の力が必要だとします。さ、どうしましょう。2つのやり方があります。
1:総量を変えない
2:総量を増やす
参考エントリー「ジャミロット:正義」
後者のように己のキャパを増やすことができればいいのですが、増やすことに必然性が少ない場合は難しいです。
必然性が少ない=そんなことせんでええやんか
実家のお世話でなくてもいいんですよ、配偶者以外にヨソに好きな人ができた、とかでもいいんですよ、仕事を増やすことにした、でもいいんですよ、新たに力を費やす対象とするのは。
成果を上に積み重ねていくものだったらそれに費やす力を増やすことはわりと容易いのですが、穴を埋めるための作業はどうしてもしんどいのですね。増やせないのです。前者となってしまいます。
するとどうなるか。
当然、これまで力を費やしていた部分が手薄となります。家庭という港の保守作業がおろそかになります。ほころびが生じます。
これが家庭不和です。
さて、もうひとつ恐ろしいケースがあります。
端っから実家が組み込まれていて、っつか、ずーっとそれを背負っていらっしゃる場合。ずーっとなので、自分がそれを背負っているという自覚もありません。持てる力の一定の割合を常に消費されているので、自分の本当の力がどの程度のものかもわかっていらっしゃらないことでしょう。
あなた以外の家庭の構成メンツは、自分たちに全力を向けてくれるあなたの姿を見ていないのです。あなたは常に横目でヨソを見ているのです、後ろ髪をひっぱられているのです。
自分のかつての家庭を想うことは大切ですが、そこに犠牲が発生していないか、現在の家庭を後回しにしていないか、何かを埋めるためにやってはいないか、その見極めをしていただくことが重要です。単なる「ねばならない」で済ませてしまわないでくださいね。
生き物で祖父母というものが存在しているのは人間とごく一部の猿だけだそうです。つまり、通常は次の世代を生み出したらその役目を終えるのですよ。若い世代に年金の負担が重くなってる、ってのは生産力のない世代を若い世代が養ってるからですよね。それと同じ図式とならぬよう、いまあなたが所属している家庭を最優先なさってくださいね。
しつこいけどもっかい。
お世話をするのはいいのですよ、それが穴を埋めるための作業とならぬように。
もとい。
どんな穴を埋めているのか、を見失わないように。どんな痛みがあったのかということにフタをしないように。
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