【事例】ザルな女性とばかり結婚しちゃうのはなぜ?

50代男性さま(以下Aさん、とさせていただきます)、セッションの結果をブログ化させていただくことご快諾いただけました。ありがとうございます!

 

お題は、転職したばかりの職場が激務であること。業務内容的にも望んでいたものとはかなりギャップがある。これまで何回か転職されてますが、どの職場も激務でした。費やす労力に見合ったものが得られず、限界に達して辞められる、ということを繰り返していらっしゃいます。

カード開きました。

1:ブロックしているもの「復讐」

参考エントリー 〜 「復讐の復習」

 

2:では、どうするか「手放す」

 

3:得られるもの「清らかさ」

参考エントリー 〜 おかあさんのイヤなとこはどこですか?「清らかさ」

 

4:現状「星」

参考エントリー 〜 夢を掴みに行く前にやっておきたいこと

 

5:文鳥さま

 

「復讐」と「清らかさ」が出ていますので、お仕事に関しておとうさまからインプットされた事柄で邪魔になっているものはないかとお尋ねしました。

 

そんな会社いったって出世でけへんわ!

 

Aさんが選ばれた会社に対して、このように言われたそうです。

 

そしてやはり出世はできなかった、途中で辞めることになった、おとうさまからは「そら、見たことか」と言われることになってしまうのです。呪いの言葉ですね!

 

おとうさま自身はたいへん苦労されて、とある会社の役員にまで上り詰められました。収入もポジションも文句なし、Aさんも金銭的な苦労をされたことはなかったそうです。

 

おとうさまが病に伏せられるまでは。

 

Aさんが社会人になって結婚もされた頃、おとうさまは難病を患われ仕事ができなくなりました。Aさんは自分の家族とご両親、すべてを背負わなくてはならなくなったのです。

というか、背負うだけの力はあったのです。お仕事でかなりの収入を得ていらっしゃったのです。激務ではありましたが。

 

家族のために仕事に専念していたAさまを支えていたのは奥様。奥様は妻として嫁として母として、激務のAさんを支えていらっしゃったのですが。

 

が。

 

奥様のご実家で問題が起き、それがきっかけで婚姻関係の解消となりました。お金を巡るドロドロの争いとなり、Aさんは仕事の激務もあいまってすっかり消耗してしまいました。ここからAさんの暗夜行路が始まりましたが、持ち前のバイタリティーと有能さで少しずつトンネルの出口へと進んでいかれました。

 

別れた奥様のかわりとなる女性との出会いもあります。

 

が。

 

それがなかなかパートナーシップへと繋がりません。ご自分を幸せなパートナーシップから遠ざける主犯としていつも姿を表すのはおかあさまでした。

 

おかあさまへの恨み辛みは躊躇なく口にされるのです。母から得られなかったものをパートナーに求める、でも得られない。穴ぼこがでかすぎて、簡単には埋まらないようです。

 

おとうさまからは思うように評価されなかった、おかあさまからは望む愛情を得られなかった。

 

前者がAさんをハードワークに向かわせてしまうのはわからなくもありません。人は乗り越えるハードルが高ければ高いほど乗り越えた自分を承認することができますからね。

 

が。

 

成果が伴っていなければ、それはただの犠牲です。

 

後者はパートナーとの心身ともに深い繋がりを遠ざけるものとなっています。それもわからなくもないです。

 

しかしなぜAさんがこうもハードワークを繰り返していらっしゃるのか、パートナーと心から落ち着ける港を作ることができていないのか、どうもわかりません。

 

長いトンネルから抜け出されて、収入的に安定されました(激務だけど)。新しい伴侶も見つかりました。

 

星のカードが出ていますので、夢はなんですか?とお尋ねしましたところ、支えてもらえること、と答えられました。支えてくれるとはどういうことか、家事をちゃんとしてくれること、だそうです。

ま、ここで「妻は家政婦かよ!」というご意見があるやもしれませんが、激務で体を休める暇もろくすっぽなく、そのたまの休みに家事をやらされるというのは同情の余地ありです。Aさまの言い分をうかがっていると、今の奥様はご自身の義務と権利では後者にかなりの重きを置かれているようで。

 

奥様がそうなってしまったのは、奥様の育った環境もたしかに作用しているのですが、Aさんのハードワークにどうも思いが至っていないようなのですね。

 

それは以前の奥様も同じでした。自分の夫が仕事でしんどい思いをしていることに対する配慮が少ないのです。

 

そして!

 

お二人の奥様に共通するものがあることがわかりました。

 

お二人とも、ザルだったのです。

Aさんが身を粉にして稼いできたお金をですね、残さないのですよ、使っちゃうのですよ。

 

以前の奥様はAさんの稼ぎを自身のご実家の問題解決に横流しされていました。今の奥様は、使途不明金が多いのです。こんだけあるはずやのに、何に使っとんや?なのです。

 

夫が身を削って稼いできたお金なら、大切にするはずです、お金のありがたみがわかっているなら。

 

Aさんが報われないハードワークを繰り返していること、配偶者が揃ってザルであること、その原因を再度ご両親に探ってみました。

 

おとうさまは努力の人です。苦労して偉くなった人。お仕事そのものへの愛というより、どや!なのです。おとうさまが自身の仕事について語られるときは、こんなに稼いだ、こんなに偉くなった、ということばかりなのです。

 

そしておかあさま。

 

夫はえらいさんです。職場にいって奥様として「どや!」をします。その光景はAさんにとって心地よいものではありませんでした。

 

そしておかあさまもザルでした。夫の稼ぎへのリスペクトがないのです。

 

なぜか。

 

おとうさまが自身のお仕事にリスペクトがなかったから。お仕事は「どや!」をするための手段だったから。

 

お仕事に愛がないのです。なのでせっかく稼いだお金を、配偶者も大切にしないのです。

 

バリバリ働くおやじ

それはお金や地位で人をねじ伏せる強権者でした。その姿勢に、お仕事への愛を感じることはできなかったのです。

 

仕事への愛の不在

 

それがAさんのお仕事に成果をもたらしませんでした。ハードワークのわりに報われない、せっかく稼いだお金を配偶者がザルとなって流してしまう。

 

Aさん自身はご自分のお仕事、技術にたいへん自負と矜持をお持ちでした。そのお仕事の姿勢はおとうさまのそれとは相入れなかったのです。そのためおとうさまから否定されてしまっていました。

 

夫の権力を嵩にきたおかあさまの姿は、力を持つことへの嫌悪感を心の深いところにインプットしたことでしょう。

 

おとうさまが家族を支えるために必死だったことはわかります。それゆえにお仕事に愛を抱けなかったのでしょう。そのおとうさまの姿にせつないものを感じます。

 

顧客のことを思ってお仕事に全力を尽くされるAさん、おとうさまが果たせなかったこと、自身の穴ぼこを埋めるだけの手段ではなくて、真にご自分の力が人を幸せにすることに有効であることを実感しつつ、得たものを奥様との港の基盤として蓄積されていかれることでしょう。

 

それはきっと、奥様にも港の構成員としての自信をつけていただけることとなるでしょう。

 

欲しかったのに得られなかった港、ようやくこれから作っていくことができるのです。

お仕事愛を大切に!

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