自死遺族になった日

違うことを書くつもりだったけど、今朝この記事が目について。

自死遺族になった日

読んだらちょっと気持ちがザワザワしてきたので、自分が何を思ったのか書いて整理したいと思いました。うん、このざわつきようは、いまだこのことが大いなる未完了状態であることを再度思い知らされることになり。このこと=元配偶者の縊死。

自死遺族、という言葉を見て真っ先に思ったのは、私は離婚済みだからきっと遺族じゃないんだろうな。じゃあ、チビはどうなるのかしら?と、自死遺族+何親等で検索したら、この記事がヒットしました。

自死遺族の範囲:私の場合

よくわからない。今度は夫婦+何親等で検索したら、この記事に。

親族図では、一般的に何親等までありますか ちなみに夫婦は何親等ですか

夫婦に親等はないだなんて!!

 

コネクトロンにお越しくださった方の中にも、近親者が自死してしまったというケースがいくつもあります。その方々が背負っているものに触れるたび、私なんてたいしたことないよなー、と思ってました。配偶者、それも離婚成立した後に死なれたからといって、それで苦労したとかとても言えないよ。

 

残された人、自死遺族が100%といっていいくらい抱えているのは、救えなかったという罪悪感、残されたことへの怒り、そうも辛かったのかと憐れむ気持ち、有象無象のやるせなさ。

 

実家から逃げ出すための手段として結婚してしまった私に、親元から離れることへの耐性ができていなかった元配を支える力はありませんでしたよ。私の中には常に母がいて、元配にもその母親が君臨していた。そして自己評価の低い私が、元配の母親役をかってでることで自分の存在を確固たるものにしようとして、玉砕。

 

三角形のモデルでいうならば

元配は依存のステージ、私は自立のステージ、そんな二人がくっついて相互依存にたどりつけるはずもなし。

 

まったくまとまっていなくてスイマセン。こうも傷は乾いてない、ってことです。忘れたつもりでも、もう平気なつもりでも、ふとしたことで傷口をえぐられるのです。

 

今の仕事をしているからわかります、なぜ元配がああも荒れていたのか。彼はコンプレックスを必死に隠そうとしていた。自分の弱さを絶対に認めようとしなかった。そこにうっかり抵触すると爆発した。元配のちっちゃいちゃんが何を欲しかったのか、何に傷ついたのか、ということがよーくわかる。

 

自分のことも「だいたい」はわかる。結婚を逃げ場とするしかなかった状況、求めても求めても得られなかったもの、向き合ってくれなかった人。55歳になってもまだその穴が埋まらない。

 

元配が死んだとき、何人もの人から「おまえが殺した」と言われた。たしかにそうなんでしょう。私が自分の穴ぼこを埋めるために彼の母親役などひきうけなければ、彼は本来えるべき強さを他の人から貰っていたかもしれない。

 

元配とのことを悔やむたびに、でも彼がいなければチビは生まれてなかった、と思う。へっぽこ母だけどチビの存在には感謝するのみで、母親にならせてくれたことが元配には唯一にして最大の感謝することで。

 

でも、チビで私の穴ぼこは埋まらない。チビで埋まっていたら逆にそれは困ったこと。チビに穴埋め係の役割を背負わせてしまうので。うん、埋まらないんだよ、埋めなくていいんだよ、きっと。

 

穴がなくなったらちっちゃいちゃんは消えてしまう。ずっと一緒にいたちっちゃいちゃん。ちっちゃいちゃんが担っていた自分の中のパート、それを切り捨てることはできない。してはいけない。

 

埋めなきゃ、切捨てなきゃ、と思うからしんどいのだ。感覚的には、一病息災、ですかね。無理をしたら警告を発してくれる存在。そんな感じ。

 

死んでしまった人はどうしようもできない。

 

生きてる人間には、死ぬ、って何かわかんない。

 

わかんないことに対して、死にたい、と思っちゃうのは、死にたいのではなくて今逃げ出したい嫌なことがあるだけ。

参考エントリー:死にたいのに死ねない方へ

 

死ぬことができた人は、本懐を遂げることができたってことですかね。よかったね、来世にシフトすることができて。宿題持ち越してるかもしんないけどね。

 

逝った人の分もしっかり生きよう、とか、そんな嘘くさいことはよぅ言いません。しっかり生きよう、と思ってそうできるなら警察いらんやんね!!

 

死にたいのに死ねない人が、死にたくならなくなるように、死ななくてもいいや、生きててもいいや、と思えるようになっていただくことも私の仕事かと。

参考エントリー:死なれたら困る

うん、地獄に落ちるよ、という脅し文句は、人を死なせないためには有効であるのかもしらん。それでアコギな稼ぎ方をするのがダメなんであって。

 

無理やりまとめましょうか。

・傷は簡単には癒えない、ということ

・穴を埋めなきゃいけない、と思うとしんどいから、一病息災的に穴ぼこと付き合っていくこと

・死ねない限り、生きてる限りは生きることに少しでも肯定感を持っていけるようにしよう

こんなもんすかね。

 

死なれてしまった方、死にたいのに死ねない方、来世にシフトするかもしれないとこをふんばって、コネクトロンに来てくださって本当にありがとう。死にたい、と思う気持ちを「生きづらさ」と称するなら、生きづらさを少しでも軽減するお手伝いをさせていただきます。それが悩みの探偵です。

 

グダグダにおつきあいくださり、ありがとうございました。

🍶 ジャミラくじや!クリックする前にお題を考えるんやでー🍸

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