【事例】早口になってしまったのはなぜ?

40台女性さま、セッションの内容をブログ化させていただくことご快諾いただきました。ありがとうございます!

 

主訴は「敵を作ってしまう、信頼を得難い」でした。転職を繰り返していらっしゃったのは、そのことが原因であったようです。

ポイントその1:


主訴が「敵を作ってしまう」でした。転職の原因が何であるか、ご自分でわかっていらっしゃったのです。ここで「転職を繰り返してしまう」ということが主訴であると、その原因は何なのか、を探らなくてはなりません。これが、お悩みとされていることと、解決すべきことは別である、ということなのです。この原因解明のプロセスでかなりの時間を費やすことも珍しくありません。

 

では、敵を作ってしまうのはなぜか。その原因は、自分からうまく発信できないこと、というご自覚をお持ちでした。まずは相手の様子見をする、自分から話しかけることはしない、自分のことを好いてくれる人と嫌う人がはっきりしている。

 

発信できないことが敵を作る原因であるなら、ご本人さまの正体が相手にちゃんと伝わらないことで不要な敵愾心を抱かせてしまうということになっているのかもしれませんね。

 

気になることがありました。ものすごく早口なのです。これだけ早口でよく噛まないな、と不思議なくらい。早口であるというご自覚もありましたし、当然周囲からの指摘もあります。でも、そのことをデメリットに思うことはない、とおっしゃるのです。強いていうなら、信頼されないかな、と。なぜ早口が信頼に結びつかないかというと、口で誤魔化すという印象を与えるのでは、と思っていらっしゃいます。

 

ポイントその2:


早口はデメリットではない、と最初は言われました。が、突っ込んでいくと、それが信頼を得られない原因であるとうっすら思っていらっしゃいました。これまでは早口を直そうとも思わなかったそうですが、今回初めて喋り方を直そうと思われたそうです。それはなぜか。ここ、伏線です。覚えておいてくださいね。

 

カード開いていただきした。

1:イヤーカード「審判」

報われるとき。つまり、これまでは報われていなかったわけです。

2:ブロックしているもの「期待」

参考エントリー:セラピーカード「期待」

自分が得る力があるより、誰かがくれることを期待している状態でもあります。欲しかったものが欲しかった時に欲しかった人から貰えなかった穴ぼこでもありますね。

3:では、どうするか「手放す」

欲しいのに、くれたらいいのに、という期待を手放すこと。

4:得られるもの「セクシャリティー」

うーん、パートナーシップのことにまったく触れられていないのにこのカードが出るとちょっと困ります。パートナーとの心身ともに深いつながり、とお伝えすると、そんなのまったく考えてないし!と一蹴されることが多いからです。でも、出るということは必要なんですよね。ということは、現時点ではそれがまったく欠如している、ということなんですよね。

5:現状「月」

不安の象徴です。その不安こそが解決すべき問題でした。セッションも終盤になって、いろんなことが明らかになってからわかったことです。

 

セクシャリティーのカードが出たので、まったく俎上にあがっていなかったパートナーシップについて、鉄板質問をいたしました。

参考エントリー:理想のパートナーを見つけるための簡単な方法

 

3番目の答え、経済力と答えられましたが、よくよく伺ってみると必要なのは経済力ではなくて、困った状況に陥っても「なんとかする力」でした。

 

お金の問題かー。サイカードにお伺いをたてましたところ

 

money と father。どうやらお金の問題はおとうさまに起因するようですね。

 

おとうさまのお仕事が経済的に不安定であっただけではなく、おとうさまはご自身が結婚して築いた家庭よりもご実家との繋がりのほうが強かったそうです。そう、◯◯さんちの◯◯くんをやっていらっしゃったのです。

 

頼ることのできない夫の不安定さは当然妻をも不安定にさせます。不安定なおかあさまの「せい」でどうなってしまったか。

 

常に夫の愚痴を言ってイライラしていたおかあさま、いつも追い立てられていたそうです。

 

では、追い立てられていた「せい」でどうなってしまったか。

 

吃音でした。追い立てられるので、焦ってミスが多くなる。常に「叱られるのでは」という恐れでいっぱいです。それが発する言葉をスムーズにさせなくなってしまったのですね。さぞかし吃音でのデメリットがあったことだろうと思ったら。

 

ら。

 

おもしろがってくれる、幸いなことに吃音でいじめられることはなかった、など、デメリットを感じていらっしゃらなかったようなのですよ。でも、その吃音が早口の原因になっていたんですねー。スムーズにできなかったことをどうにかしなくてはいけない、という焦る気持ちとなっていたのです。

 

その焦りには明らかなデメリットがありました。それがこれまでの職場での様々な問題につながっていたのです。

 

ちなみに、この方の日干は「辛」でした。切れ味鋭いナイフさんです。職場でのトラブルとうかがって、最初はナイフゆえのことかな、と思ったのですが、逆でしたね。ナイフがしっかりと機能していなかったのです。

 

焦ることと焦らないこと、その2つを統合することにしました。

参考エントリー:フルセッションの流れ

 

「焦る」ことで得られるのは緑の「喜び」

「焦らない」ことで得られるのはオレンジの「幸せ」

両者を統合すると黄緑の「カオルちゃん」になりました。

 

カオルちゃんが来てくれたらどうなれるか、何事も焦らずゆっくりとやれる。焦らずにいるご自分の光景は、大きな自然に囲まれた場所で、たくさんの人に囲まれている。どんな人たちに囲まれているか。

 

ここで新たに出てきたこと、とあるビジネスに関わっていらっしゃいました。そのビジネスを仕事にしたい、という目標を持っていらっしゃいましたが、そう強いものではありませんでした。

 

ちなみに再び、この方は「偏財格」でいらっしゃいました。まさに商売にうってつけですね!ビジネスなさったらいいのにー、とおすすめしましたが、積極的に打って出られない原因が「早口」でした。口先だけでうまいこと言っているのでは、と思われるのではないか、という不安があったのです。

 

さ、ここでようやく解決すべき問題が具体的になってきましたね。やはり早口対策は必要だったのですよ。

 

現在はご両親と一緒にお住まいです。セクシャリティーのカードが出ているということは、親元を離れる必要があるということ。親元を離れられないのはなぜか。ここでまた新たな事実、お体が弱かったのです。一人で暮らすだけの収入を得るために仕事を頑張ると、体調を崩す。だから力を発揮できない。達成感、充実感を得られるだけの機会はなかったことでしょうね。当然、ご自分の本領もわかっていらっしゃらなかったと思います。

 

収入を得るためにも、親御さんとの間に適切な距離をつくるためにも、ビジネスにより深く関わることは必須だったのです。

 

体が弱かったことで、おかあさまに嘆かれていたそうです。辛さんのキレっぷりをうっかり発揮したら、当然おかあさまから抑え付けられます。やりたいと思ったことは全否定され、母の思い通りの子になれない、とご自分を責める気持ちをずっとお持ちでした。

 

おかあさまに受け入られらないというのはどんな気持ちでしたか?

 

悲しい

 

この「悲しい」をターゲットにトランスに入っていただきました。

 

出てきたのは5歳ちゃん、幼稚園でニワトリを観察しています。まわりのお友達は遊んでいます。おかあさまから、ニワトリ観察はさっさと止めなさい、と言われて悲しかったです。ほんとはもっと見ていて、ニワトリの絵も描きたかったです。

 

ニワトリずっと見ていたい、絵も描きたい、と言うことができて、好きなようにしたらいいよ、ともしも言ってもらえたなら、オレンジの「楽しい」がやってきます。

 

その「楽しい」を持って現在の年齢まで進んだなら、新しい友人に囲まれて、やりたいビジネスを一緒にやれている。それは黄緑の「楽しい」でした。

 

その黄緑の「楽しい」を携えてさらに未来に進んだなら、75歳になっていました。やはりお友達に囲まれてビジネスをなさっています。達成感、充実感に満たされています。

 

75歳さんから現在のご自分へのメッセージは「自信をもって!うまくいくよ!!」でした。それに対して「がんばろー!」と思うことができます。

 

では、75歳さんから「自信をもって!」と言われて「がんばろー!」と思うことが出来た現在の自分から5歳ちゃんには、「いま思ってることが将来は肥やしになるよ」でした。

 

それに対して5歳ちゃんからは、「そうなんだー」でした。

 

では、5歳ちゃんはどんな将来の肥やしになることを思っていたのか。

 

やりたいことが出来なかったこと、親の望む子ではなかったという罪悪感、責められることに対する萎縮、等々。

 

これが5歳ちゃんのほんとの気持ちです。そんな感情を抱いている5歳の女の子にはどうしてあげたいですか?

 

これを現在読まれているみなさん、あなただったらどう声をかけますか?否定されている5歳の女の子に。あなただったらどう声をかけて貰えたら嬉しいですか?

 

これがヨシヨシですよ。

 

さ、踏み出す一歩を具体的にしていただかなくてはなりません。おかあさまに言いたいのに言えなかった文句があるとするなら、何歳の時の自分になんと言わせたいですか?

 

14歳の頃の自分に、「邪魔しないで!」と言わせたい、その時の気持ちは青紫の「イラっと」するものでした。その青紫のものを引っ張り出して燃やしていただきました。

 

当初は問題と思われていなかった「早口」、それには大きな意味がありました。なぜそうなったのか、そのことでどんなデメリットが発生しているのか、それを解決することでどんな成果が得られるのか、これらが明確になったセッションでした。

 

早口にまつわる問題が霧消したなら、パートナーシップにつながることも出てくることでしょう。その時は、今回ほとんど触れることのなかったおとうさまの問題に向き合うことになるかと思います。

 

今回も背中を押させていただけて、笑顔になっていただけたセッションでした!!

 

あなたの問題にはどんな原因があるのか、解決したらどんな素晴らしい未来がやってくるのか、悩みの探偵が探りますよっ。

🍶 ジャミラくじや!クリックする前にお題を考えるんやでー🍸

本日は「心の相談日@漢医堂」です。

14時〜20時まで(最終受付 19:45)

ちょっとしたご相談、セッション後の経過報告などにご利用くださいませ。

今月より10分500円とさせていただきます。

氣鍼医術症例ブログ、更新しています


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