最近、親の婚活ってあるじゃないですか、結婚しない、もしくはできない娘や息子のために親が相手を調達してくるっての。親同士のお見合いとかどうよ、と思いましたけど、昔ながらのお見合いと大差ないのかな。なんかよくわかんなくなってきた。
みなさんご存知のように(知らんか)コネクトロンのブログに訪問してくださる検索ワードで多いのが「お金がなくて離婚できない」、「ダメ人間更生(ほんまですよ!)」、そして「娘を結婚させるにはどうしたらいいか」なんですよねー。
結婚しない子供にお悩みの親御さんは多いようで、これ、献血ルームでも頻出のお題なんです。
100%といっていいくらい、御本人以外のことについてのお悩み、子供の受験だとか結婚だとか家族の病気だとかって自分が向き合うべきことから目をそらすことの言い訳に使われています。なので、自分のことに向き合えば問題は霧散するのです。
だいたい、子供がそう簡単に親のいうことを聞きますか。親が強いてもロクなことにならん、ってのは自分自身のことを思えばわかりそうなもんですが。
さて、本日のテキストです。
朝日新聞 悩みのるつぼ
「会社をやめたいという娘」
回答者は経済学者の金子勝氏です。
金子氏の回答は的確ですねー。
ですが、父親が厳しさを直接娘に伝えないままあなたの後ろにいるだけなので、母親であるあなたがその役割まで引き受けなければいけなくなっています。
おかあさんが向き合うべきは、まずはおとうさん、というか夫。夫の意向の単なる伝書鳩となるのではなく、夫婦の意見をまとめ、それを親の意向として娘に伝えるべき。それを娘が受け入れるかどうかはその次の問題。
親の間で意志統一がなされていないと、問題が起きたときに必ず責任の押し付け合いになるんですよね。だっておとうさんが言ったから、とか、おかあさんだって反対しなかったじゃないか、とか。
このケースの場合、おとうさんが「娘に嫌われたくないから厳しく言えない」とあります。自分だけ泥をかぶらないでいようというセコさが感じられますが、それを戒めることをせずに、私さえ我慢すれば、となっていたおかあさんが臭いものにフタをしていたとこもあるでしょうね。
娘さんの問題は夫婦が向き合うきっかけです。お子さんやほかの家族のことをご相談される際には、それを自分ひとりで解決しなくては、と思わずに、まずは家庭内で一緒に問題解決に立ち向かうべき人がいるはずだ、ということを思い出してくださいね。
では次回は、「ダメ人間更生」について(ウソ
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