ホテルバイトのチョンボで気づかされたこと

みなさんご存知のように(知らんか)私はホテルでバイトをしております。

参考エントリー:私はなぜホテルバイトをしているのか

気の利かない自分を鍛えるための修行の場です。ダメな自分との戦いの場です。

現場のスタッフの方々の頭の中にあるのが「お客様のため」だけなことにいつも驚かされます。

ビュッフェ形式なので、料理をいかに切らさないようにするか、ということが重要なミッションなわけですが、料理が残り少なくなったら「あ、補充しとかなきゃ」と思います。私の思考は「切らしてはいけないものを補充する」という、単なる果たすべき義務なんですが、ほかのスタッフの方が料理の補充を私に指示されるとき、「料理たしといてあげて」と言われるのです。「あげて」なんです。お客様がその料理を食べられないことがないように、お客様のために補充してあげて、なんです。私だったら「補充しといて」としか言わないです。

 

料理の補充、という作業の先にあるのはお客様なのです。言葉ってね、ほんと如実にその人の中を表すのですよ。だから言葉を変えると中身も変わるのです。

昨日の5分間のやりとり


昨日、朝食の責任者の方とメールでやりとりをしていました。

 

責:そういえば、明日は客数が200超えてたけど、朝食会場2つになってた?

 

昨日は責任者の方はお休みでした。そして今日は私が休みです。1日の作業の終わりは、次の日のセッティングです。会場が複数あれば、複数会場分の用意をしておかないといけません。客数がどれだけで、会場はどこで、スタッフは誰か、ということはシフト表に書かれています。

 

次の日の準備をしなくてはいけないので、会場がどこか、までは確認をしていました。が、客数までは見ていなかったのです。だって私、出勤じゃないし。

 

責任者さんからの問いかけで、一気に不安が襲ってきました。

 

ほんとに1会場だったっけ?見逃してたんじゃないかな、自分が出勤じゃないからって。

 

わ、私が見たときは1会場でした(滝汗

 

責:そっかー、2会場でもおかしくない人数なんやけどな

 

シフトを決めるのはマネージャーです。マネージャーと責任者さんでは意見が食い違うことがたまにあります。2会場だっけ?と尋ねられたとき、わからんのやったらマネージャーに直接きけば?と一瞬思ったことをお許しください。

 

把握しておくべき客数を確認していない(たとえ自分は出勤じゃなくても)というポカミスに青ざめました。もしも2会場だったらどうしよう!1会場分しか用意してません、って連絡しておかないといけない。

 

急いでマネージャーに連絡しました、「明日って2会場でしたっけ?」

 

マ:いいえー、1会場ですよ

 

私:客数が200超えだというので、責任者さんが心配しておられました

 

マ:時間がずれてるから入れ替えて大丈夫ですよー

 

私:ですよねー

 

マ:でもちょっと心配なので、メンツをひとり増やしておきました

 

メンツがひとり増えたこと、責任者さんに連絡しました。

 

責:マネージャーにわざわざ確認してくれたの?ごめんね

 

私:いえ、実は客数を確認してなかったので、ほんとに1会場だったかどうか不安になったのです

 

責:正直者だね、お疲れ様

 

以上の会話のやりとり、5分ぐらいのものなのですが、マネージャーから1会場である、と言質がとれるまでは大げさでなく生きた心地がしてませんでした。

 

私が客数を把握してなかった、ということがソモソモ問題だったのですが、私以外にあと2つの突っ込みポイントがあります。自分のことを棚にあげていいますよっ。

 

責任者さんは、2会場じゃないのか、と思った時点でマネージャーに確認すべきだった。

 

マネージャーはメンツを増やしたことをちゃんと連絡しておくべきだった。

 

些細なことです、結果的には1会場だったので確認、連絡がなくても問題はなかったのでしょうけれど、いったん発生した不安は澱のように積もっていきます。言ったのに、言ったはずなのに、言ってくれたらよかったのに、そういった不満がコミュニケーションをスムーズでなくさせます。

 

伝えるという作業を端折ることはあってはならないな、と強く思わされました。

怪我の功名


私が客数を把握してなかった、ってのがよかったのですよね!メンツひとり増えてるから大丈夫だよ、という結論を引き出すためにね!!

 

まだまだやらかしてます。ホテルバイト、まだまだ辞めれそうにありません。

今日は「心の相談日@漢医堂」です。

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