◉フルセッションは心の旅
心の穴ぼこの発見から、それを埋めビリーフ(信念、信条、思い込み)を書きかえ、そして一番大切な未来への第一歩、これらすべてを通過していただくのが、フルセッションです。
平均所要時間は3時間30分です。長いと思われますか?短いと思われますか?この時間であなたの人生の何十年をトレースするのです。
問題の原因が発生した時点から必要なものを手にした未来までの何十年を、3時間ちょっとで旅していただきます。
そう、心の旅です。
おおまかに分けて、フルセッションは15のパートで構成されています。
セッションに先立って、あなたの生年月日から四柱推命の「命式(めいしき)」を作成させていただきます。あなたがどんなものを持って生まれているのか、あなたの資源(リソース)を知るための言わば基本仕様書です。コネクトロンのセッションを受けていただく際には必ず作成させていただいています。あなたの出発地点を知らなければ、どの方向に背中を押せばいいのかわからないからです。
命式については、こちらをご参照くださいませ:四柱推命の命式とは(サンプルあり)
参照エントリー:奪還その1(命式作成)、奪還その2(命式説明)
生年月日から、タロットカードでその年を現すイヤーカードが定まります。動いたほうがいいのか、おとなしくしておいたほうがいいのか、だいたいの傾向がわかります。来るべき時に備えて準備に力を入れるべき時なのか、とか。
時期を気にして行動を控える方が多いですが、10にゼロをかけたらゼロになります。フィードバックが得られれば失敗はない、と言われますので
あまり恐れることなく動かれるのが何よりですけれどね。
参照エントリー:奪還その3(イヤーカード)
セラピーカードとタロットによるベーシックリーディングを行います。あなたの問題の原因、対策、その結果、そして現状を診させていただきます。これでセッションの方向性、目指すものがだいたい定まります。
目の前の問題がお仕事であったとしても向き合うべきは家庭とか、恋愛でお悩みであったとしても、解決すべきはお仕事である、とか。
参照エントリー:奪還その4(ベーシックリーディング)
目の前の困った現象が解決すべき事柄とは限りません。職場の人間関係でお悩みの場合、何が困ったことなのか、何が解決すべきことなのか、それを具体的にします。
非常に多いのがコミュニケーション不全ですが、
ただ、コミュニケーションがうまくいかない、では何がうまくいっていないのか、何を改善すべきかがわかりません。話す時に緊張してしまう、という現象があるならば緊張が問題なわけです、それを解消しなくてはなりません。解決すべき対象を明確にします。
参照エントリー:奪還その5(問題の見極め)
ご自身の性格の困った部分を、持って生まれたせいだ、とおっしゃる方がたいへん多いです。誰のせいでもない、自分のせいだ、と。しかしそのような傾向がまったく前出の命式に現れていない場合、それは明らかに後天的なものです。生まれ育った環境の「せい」です。誰かがあなたをそうさせてしまったのです。誰の「せい」でどうなってしまったのか、その因果関係を明らかにします。
参照エントリー:奪還その6(誰のせいでそうなってしまったのか)
人はメリットがないことは絶対に選択しません。あなたの困った問題は、あえてそれを選択しているのです。それをすることにメリット、もしくは一見なんのメリットと思えない2次利得があるからなのです。
何をメリットとしてあえてその不都合を選択しているのか、それを明らかにします。
参照エントリー:奪還その7(メリット・デメリット)
現状の不本意な状況で選択しているメリット、
そして望むものに向かって選択すべきメリット、
この2つがアンビバレンツになっています。なので、両者の必要な部分を統合し、選択に迷って進めない、という状況からの脱却を目指します。
参照エントリー:奪還その8(統合)
問題となっている現象によってどんな感情が引き起こされているのか、心を重くしているのはどんな感情なのか、それを探ります。ここはいわばセッション前半の山場です。ここを端折ってしまうと、後々迷走することになります。なのでしつこく、どんな気持ちですか?とお尋ねします。
気持ちです、思考ではなく感情です。お気持ちが出にくい方は、ご自身の感情をあらわす語彙をお持ちでないことが多いですね。
参照エントリー:奪還その9(ターゲットとする感情の見極め)
人はパートの集合体です。それぞれのパートによって司るものが異なります。こっちのパートでは怒り、あっちのパートでは喜び、というように
扱っている感情も違うのです。
なのでターゲットとする感情をどのパートで感じているか、その場所を探ります。
参照エントリー:奪還その10(パートの場所)
いよいよ過去に遡って穴ぼこの原因となったものを探りにいきます。素面では思い出せないものをトランス状態(変成意識)、いわゆる催眠状態に入っていただいてひっぱりだしていただきます。
催眠といっても人それぞれ、ほんとにぐっすりと眠ってしまわれる方から素面と変わらない方もいらっしゃいます。
見たくないものになされているフタをとっぱらうわけですから、いわばパンドラの匣が開いた状態となります。開きっぱなしで終わらないためにも、セッションはそれなりに時間を費やすことが必要なのです。
参照エントリー:奪還その11(トランス)
欲しかった時に欲しかった人から貰えなかったもの、それが欠落感、いわゆる穴ぼこです。
それが手に入っていたならその後の人生はどう変わるか、欲しかったものを手にして未来へと時を進めていただきます。
過去、現在、未来を書き換えていくのです。
参照エントリー:奪還その12(タイムライン〜過去から未来へ)
必要なものを手にした未来の自分から過去に語りかけることによってタイムラインをより完全なものにします。
過去の自分が望んでいたものがよりはっきりと姿を現します。
そしてそれが手に入らなかったことによって
どうなってしまっていたか、欠落していたものの正体も明らかになります。
参照エントリー:奪還その13(タイムライン〜未来から過去へ)
傷ついていた過去の自分=ちっちゃいちゃんとの再会を果たす事ができました。
さ、そのちっちゃいちゃんにどうしてあげたらいいでしょう。どうしてあげたいですか?
あなたがそれをすることによって、ちっちゃいちゃんの気が済むのです。やっと私の気持ちわかってもらえた、と満足するのです。そしてひっぱり続けていたあなたの後ろ髪を手放してくれるのです。
参照エントリー:奪還その14(ヨシヨシ)
なぜ子どもは親をかばうのか、
なんでもかんでも自分のせいにするのか、
それは、親から貰った善きものがあるからです。それを忘れてしまって、受け入れられなかったダメな自分、己を構成するものはそれだけだと思ってしまっているのです。
意識の奥底に隠し込んでしまっていた宝物、
もらった善きもの、それとの再会をはたしていただきます。自分の痛みに向き合った後でこそ出てくるものです。痛みにフタをして、親も苦労してたんだから、と言い聞かせている間は出会えないものです。
参照エントリー:奪還その15(宝物との再会)
先に進むにあたって不要なものがまだ残っていれば、それとさよならしていただきます。長年抱え込んできたものの残滓のようなもの。
ここで本当に言いたいのに言えなかったことが出てくることも多々。それをとっぱらうことで喉のつっかえが取れます。
言いたいことが言えるようになります。思い通りの本意な人生へと一歩を踏み出していただけます。
参照エントリー:奪還その16(ビリーフ焼却)
以上が3時間30分のだいたいの流れです。もちろん人によってほんとそれぞれです。でも穴ぼこを見つけ、それを埋めていただいて、たどりつくべき未来を設定する、この流れに大きな違いはありません。
あまりに傷の痛みが多きく、向き合うことを拒まれる方もいらっしゃいます。途中のプロセスより先に進めることが出来ない場合もあります。その場合はさらにお時間を頂戴することになりますね。
腑に落とす、というところまではいかなくても、これこれこういう原因で現在こういう問題が起きている、ということは絶対に提示させていただいています。
ずいぶんと駆け足ではありますが、3時間ちょっとで何十年を振り返る旅はこのようなものです。
是非、体験なさってください。